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まきちゃんぐプロフィール

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1987年9月19日生まれ、現在岡山在住の21才のシンガーソングライター。小学校時代は合唱団、中学高校時代には吹奏楽部でトランペット等を吹きながら、一方ではバンドを組んで、音楽活動を行なってきた。そしてバンド解散の後、2005年12月よりソロでの活動を開始。2006年11月にはヤマハティーンズ・ミュージック・フェスティバル全国大会に中国四国代表で出場。マキシ・シングル「ハニー/ちぐさ」でデビューし、5月14日にはセカンドシングル「煙」をリリースした。

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痺れるほどの切なさ・・・。
新鋭女性シンガーソングライター“まきちゃんぐ”。

キュートな名前と、取材中にお菓子を勧めるホンワカした雰囲気の持ち主、新鋭女性シンガーソングライターまきちゃんぐ。しかしその印象は、楽曲を一聴すると裏切られる。低音から高音まで行き来する包容力ある声、美も醜も表現するメロディ、揺れる心情に冷静な視点が光る歌詞――まるで、女性の鋭さと美しさを、全てにおいて体現しているような迫力があるから。こう考えると、彼女は普段も楽曲も、全てが「女性らしさ」で繋がっていることに気付く。そして、彼女のその自然なスタンスは、ある哲学に基づいているのだ。

「考えて歌ったりはしてないです。歌は自分にとって日記帳だし、考えるとヤらしくなっちゃうから()。無知の力って凄いじゃないですか。“知ってしまった”時に人間の成長は止まると思うんです」

自然なスタンスから生まれる、理屈を越えた力。彼女はその大きさを知っているのだ。その力は、どんなにテクノロジーが進化しても、直接言葉を交わしたり肌に触れることを求めてしまう人間の根幹と通じている。だからこそ彼女の歌から、普遍性を感じるのだと思う。

 今年1月に『ハニー/ちぐさ』でデビューしてから4ヶ月。この度リリースされる『煙』は、彼女自身が「とことん自分が落ち込む曲(苦笑)」と語る、痺れるほどの切なさを湛えた楽曲である。ピアノとストリングスのたおやかなメロディの中で歌い上げられる《アタシは弱い 弱い 弱い...》という言葉。まさに彼女の、自然体ならではの素直さ、美しさ、そして強さが、この楽曲には凝縮されているのだ。さらにカップリングの「雨と傘と繋いだ手」は、可愛らしさやあたたかさが滲み出た新機軸。いわゆる情念で括られる女性シンガーとは一線を画す存在であることが、この楽曲を聴けばわかる。

 この、無垢なままにパッケージされたアーティスト性や女性性が、これから多くの琴線に触れてゆくことが、楽しみで仕方がない。

文/高橋美穂